今回は、着物を着ない皆さんも一度は聞いたことがあるであろう吉祥柄についてご紹介していこうと思います。
そもそも
吉祥柄ってどういう意味?
どこからきたの?
どんな種類があるの?
よく知る言葉でもよくわからないことがたくさんあります。
この機会にちょっと詳しくなっちゃいましょう。
吉祥柄の意味
「吉祥柄」は、日本の伝統的な文化や信仰において幸運や繁栄を象徴する模様や柄を指します。
着物だけでなく陶器や建築物・アクセサリーなどさまざまな場面で見られます。吉祥柄にはさまざまな意味がありますが、一般的には次のようなものが挙げられます。
長寿や幸福を願う:鶴や亀などの動物の柄は、長寿や幸福を象徴します。
繁栄や成功を願う:松や竹、梅などの植物の柄は、繁栄や成功を象徴します。
安全や平和を願う:鯉のぼりなどの魚の柄は、安全や平和を象徴します。
これらの柄や模様は、日本の伝統文化において広く愛されており、様々な場面で使用されています。
吉祥柄の由来
おめでたい柄ですよという事は理解できたのですが、そもそもこの吉祥紋様はどこから始まったのでしょうか?
中国の文化:吉祥柄は、中国の伝統的な文化に由来しています。中国では、動植物や幾何学的な模様が幸運や繁栄を象徴すると考えられています。古代の中国では、龍や鳳凰などの動物や、福や寿などのシンボルが広く使われてきました。
日本の伝統文化:日本においても、中国からの影響を受けて吉祥柄が広まりました。特に江戸時代には、吉祥文様が木版や絵画などの様々な形で使用され、人々の生活や信仰に根付きました。
各地域の独自の伝統:各地域によって異なる伝統があります。例えば、琉球王国(現在の沖縄)では、独自の吉祥文様や色彩があります。
宗教的な信念:吉祥柄はしばしば宗教的な信念とも関連しており、仏教や道教の影響を受けています。特定の動物や模様が幸運や守護を象徴すると考えられ、寺院や神社の装飾や仏教の絵画などに見られます。
吉祥柄の種類
ここで吉祥柄の種類についてご紹介致します。
龍
鳳凰
麻の葉文様
唐草文様
市松文様
鱗(うろこ)文様
亀甲文様
若松
扇文様
青海波(せいがいは)文様
流水文様
紗綾形(さやがた)文様
工字繋ぎ(こうじつなぎ)文様
矢絣(やがすり)文様
七宝文様
束ね熨斗(たばねのし)文様
立涌(たてわく・たちわき)文様
雪輪(ゆきわ)・雪華(せっか)文様
松文様
竹・笹文様
梅文様
菊文様
四君子(しくんし)文様
桜文様
小桜
桜散らし
牡丹(ぼたん)文様
宝尽くし文様
菱(ひし)文様
籠目(かごめ)文様
宝相華(ほうそうげ)文様
鹿の子(かのこ)文様
鮫小紋
朝顔文様
橘(たちばな)文様
瓢箪(ひょうたん)文様
まとめ
いかがでしたでしょうか?
紋様によってそれぞれ長寿・繁栄・安全の意味があり、お祝い事の際に身につけるアイテムにその柄を選ぶ事で、より一層おめでたい意味が込められるという事です。
最後までお読み頂きありがとうございます★
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