帯揚げにもさまざまな素材や形があり、着物によっても使える物使えない物があるようです。
今回は帯揚げの歴史・種類などをご紹介します。
帯揚げについて
そもそも帯揚げは何のためにあるのでしょうか?
それは、帯枕を隠す為にあります。
お太鼓や、振袖の飾り帯などを綺麗に整えても両サイドから見える帯枕の白い紐が見えていたらちょっと残念な感じになってしまいます。
そこで登場したのがこの帯締め。
帯枕を包み込んで紐全体を隠し、さらに振袖では正面では色んな形にアレンジできてしまう重要なアイテムです。
最近では、インスタやYoutubeで沢山の着付け師さんが可愛い帯揚げの作り方を紹介されていますね。
歴史
諸説ありますが、帯揚げが登場したのは江戸時代末期で深川芸者が「太鼓結び」を発案したとき、帯の形を整えるために帯枕も発案されました。
この帯枕を隠し、重たい帯を支えるために発明されたのが帯揚げではないかと考えられています。
それまでは帯をはだけないようにするのに帯を巻いていたようですね。
種類
帯揚げにも色んな種類がありフォーマル向け、カジュアル向けがあります。
綸子(りんず) 光沢があって薄くツルツルした生地
縮緬(ちりめん) 柔らかく重量感があり、表面が凸凹している生地
総絞り 凹凸がはっきりしていて立体感のある生地。
部分絞り 両サイド・真ん中以外など一部のみが絞られている生地
絽(ろ) 透け感がある為、夏場に使用する生地。
紗(しゃ):絽よりも通気性の高い生地。絽と同じく夏場に使用します。
まとめ
白や淡い色のものはフォーマル用として、総絞りや部分絞りなどボリュームがあり華やかな色・柄があるものは振袖に使用します。
フォーマル向けに使用するときは、帯揚げがあまり見えないように帯の中に入れ込んで調整してください。
最後までお読みいただきありがとうございます★
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