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着物好きな方にとっては紋様や柄の意味は大体ご存知の方も多いと思いますが、こちらのブログではこれから着物の事を詳しくなりたい方・着物初心者の方に向けてこれから記事を書いていこうと思います。
着物の紋様・柄にも一つ一つ意味があって、もちろん着物に関係していなくても、今回のお題にある「松竹梅」に関しては今まで一度も聞いたことがない。という方はいないんじゃないかという位メジャーな言葉だと思いますが、これにもキチンとした意味があります。
着物や帯には他にもたくさんの文様や柄がありますが、これからの記事で解説していこうと思いますので、こちらのブログチェックをお忘れなく♪
松竹梅について
最近の日本では松→竹→梅の順にランクアップする意味で使われる事が多いですが、元々そんな順位はありません。
松竹梅が日本に広まったのは平安時代。
中国が発祥で元々は松竹梅は3つの植物を総称して「歳寒三友(さいかんさんゆう)」と呼ばれていました。
松は寒い冬でも枯れることなく緑を絶やさず生き続け、竹も同様どんなに寒くても土中にしっかり根を張り、まっすぐ天に伸び、梅はまだ寒さの厳しい季節から花を咲かせます。
「逆境にあっても節操を守る君子の精神の象徴」
これが本来の意味のようでしたが、平安時代に日本へ来てから江戸時代にはとてもおめでたい柄「吉祥の象徴」とされるようになりました。
松竹梅の意味
松竹梅の意味は先ほどの説明にもあったように、厳しい冬の季節でも力強く生きる植物がこの松竹梅です。
「辛い時期を耐え忍び努力を続ければ、いつか美しい花が咲き誇る」という意味があり、強い女性、また振袖にこの文様がある時は、人生山あり谷あり。良い時もあれば悪い時もある。悪い時もじっと耐え凌げる心と、その先にある華やかな人生が送れるように願いがこもっています。
松竹梅の花言葉
それぞれの花言葉をご紹介します。
《松》
「不老長寿」「同情」「向上心」「哀れみ」「かわいそう」「慈悲」「永遠の若さ」「勇敢」
《竹》
「節度」「節操のある」
《梅》
「上品」「高潔」「忍耐」「忠実」
まとめ
松竹梅は元々中国から伝わった「歳寒三友」が始まり。
江戸時代におめでたい柄「吉祥柄」として認知されていた。
松・竹・梅この3種類とも厳しい寒さの中でも立派に生き抜く姿から「女性の強さの象徴」としてめでたい文様とされている。
最後までお読みいただきありがとうございます★
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