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鉄線(てっせん)<着物紋様>



着物や帯には色々な紋様や色・柄がありますが、それぞれに意味があり季節・用途によって使い分けられることも多いです。



普段からお着物をお召しになる方にとってそれぞれの意味を知っておくことでコーディネートの幅やTPOに合わせたアイテム選びにも必要になってくるもの。



最近、若い世代の方によって着物ブームも再来し、私たちにとってはありがたい事です。 そんな若い世代の方たちにももう一歩踏み込んだ深さを知っていただけると、より着物の楽しみ方も幅が広がっていくのではないでしょうか?



ということで、少しでもお役に立てないかという思いで今日も情報共有させていただきます!




 鉄線(てっせん)


可愛いお花の割に、イメージとは全く異なるこのネーミング。

呼び方は他にも「クレマチス」「鉄線蓮(てっせんれん)」「鉄線花」「鉄仙花」と色々あります。


名前の由来は蔓の硬さから。

その硬い蔓が鉄のように硬かったことからこのような名前がつきました。


原産は中国で17世紀の江戸時代・寛文年間1661年~1671年頃に日本に入ってきたとされているが、1474年頃の『文明本節用集』に「鉄線花 テッセンクワ」とあることから、既に室町時代には渡来していたと考えられます。



 特徴


この花の特徴はその花びらと蔓


花といってもこの花のように見えるものは「花」ではなく「萼(がく)」と呼ばれるものです。

花びらの枚数も6枚・8枚とあり、それぞれ紋様として描かれている。



 季節



鉄線は夏の花ということもあり、鉄線のみで着物や帯に描かれているものは主に夏にお召しになるのがいいかと思います。


ただ、他のお花と組み合わせてお召しになるときは、夏以外の季節でも使えるのでコーデの幅も広がると思います。



 まとめ


いかがでしたでしょうか?

初めは凄い名前だなぁと思いましたが、しっかりと伸びる蔓が名前の由来だったんですね。


花の色も白・黄色・ピンク・赤・紫と色々あってオシャレにも取り入れやすいと思いました。


最後までお読みいただきありがとうございます★





















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